幸せになるために、私は、あなたと離婚したいのです。

夫が女性に性転換!離婚していい?

離婚準備

昨今、問題となっているLGBT
いや、誤解を招くのでいい直そう、問題となっているのは「T」トランスジェンダーだ。
テレビ番組でも、結婚後、夫がトランスジェンダー女性になって・・・という話が語られ始めている。

さて、そういった場合、離婚できるんだろうか?
女になるという夫を、妻は受け入れなければいけないのだろうか?
トランスジェンダー女性を、どう理解することができるのだろうか?
理解した上で、受け入れられないなら、離婚してもいいだろうか?

ぶっちゃけ、夫婦双方が離婚に合意すれば協議離婚は成立する。
さらに、日本の現在(2021.10.08時点)の法律上、同性婚は認められていないので、夫が戸籍を女に変更すると婚姻関係が法律上認められないことになる。婚姻という形に与えられる国からの恩恵は受けられなくなるということだ。(控除や相続のことね)

現状、夫が性転換・トランスジェンダー女性になった場合、戸籍は男のままで婚姻を継続するか、協議離婚するかの2択になるだろう。

カサンドラ
カサンドラ

てか、我々は、トランスジェンダーの人をどうとらえればいいんだろう?

トランスジェンダーとは?

そもそも、トランスジェンダーってどう定義されているのか、今とてもあやふやだ。
ある人は、「自分の身体の性別に違和感があり、心と身体の性別が一致しないで苦しみ、それを一致させようとしている人・または一致させるための外科的手術を受けた人」という認識をしているだろうが、一方で「手術をしていなくても、身体違和がなくても、”気分で”男でいたい・女で過ごしたいという自認だけでトランスジェンダー」という枠の中に入れてしまう動きが強まっている。つまり、厳密に性同一性障害でもないのにトランスジェンダーと呼び、マイノリティとして配慮しようという風向きになってきている。

性の多様性という言われ方もするが、ヒトという種の身体の性別(セックス)は基本的に男女。
人間は、XY染色体を持つ男と名付けられた性と、XX染色体を持つ女と名付けられた性しかない。

「性の多様性」が語られるとき、身体の性別と社会的な性別”らしさ”(ジェンダー)がごちゃ混ぜにして語られているように思う。うっかり子どもに「性別は虹色なんだよ~」なんて、非科学的な思想を植え付けてしまわないよう気を付けていただきたい。脳に男女差はなく、男の子らしさ女の子らしさはその子の周りに存在する家庭や社会の価値観の影響で4~5歳ごろには習得される。ジェンダーの大部分は社会を取り巻いている人の意識が作り出した”らしさ”を後天的に学習しているってことね。

男女どちらの身体としてこの世に生まれてきたかという事実と、この世でどういう性別アイデンティティで生きて幸福を追求したいかは別の話ということになる。

性同一性障害特例法

持って生まれた性別と、自身が在りたい性別が異なり苦しむ人は性同一性障害とされる。
異なる性(ジェンダー)を適合させる(在りたい性に合わせる)ことをトランス(転換)と呼ぶわけだね。

性別を一致させるための外科的手術等の技術が進み、当時の社会的な気運もあり、性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律・通称「性同一性障害特例法」が2004年(平成16年)7月16日に施行されることになった。

性同一性障害者のうち特定の要件を満たす者につき、家庭裁判所の審判により、法令上の性別の取扱いと、戸籍上の性別記載を変更できるとしたものだ。

特定の要件とは、以下のように定められている。

1:二十歳以上であること。
2:現に婚姻をしていないこと。
3:現に未成年の子がいないこと。
4:生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること。
5:その身体について他の性別に係る身体の性器に係る部分に近似する外観を備えていること。

~ 性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律、第三条~

そもそもの趣旨はこうだ。
ちょっと堅苦しいので簡略化すると、こういうこと。

・性同一性障害は、生物学的な性と性の自己意識が一致しない疾患
・おおよそ男性三万人に一人、女性十万人に一人の割合でいる
・日本精神神経学会のガイドラインで診断と治療が行われてる
・性別適合手術も治療として実施されるようになってる
・名前の変更も家庭裁判所により許可されている

でもまだ戸籍上の続柄(性別)の記載が変更できないからできるようにしてあげようよ☆彡
治療の効果を高め、社会的な不利益を解消してあげるために、法律が合わせてあげよう!

当時、この特例法が施行されたというニュースを聞いて「そんなバカな…」としか口から言葉が出なかった衝撃を強く覚えている。
人が、人の生まれ持った性別を変更できるとするなんて、ありえない。何かのフェイクニュースに違いないと思った。

親も、生まれてくる本人も、性別を選ぶことなんて出来ない。だのに、後から「なりたい」という意思をもって染色体と異なる性別で戸籍管理を国家がしますということなのだから。この国の法律を作る人間はどうかしてるとしか思えなかった。「障害」による治療のために、法律を変えて戸籍上の事実を変えることを認めるなんて、命への冒涜・人の傲慢でしょう・・・?

男から女になりたい人にとっては、行政含め周囲から女と同じに扱われることが望みだろうが、身体の性は変えられない。適合手術を受けたところで染色体は変わらないし、生まれて一度だって女という骨格や肉体だったこともなければ、月経やホルモンも女だったことなどないのに、どうして女のはずだと言えるのだろう?日本精神神経学会は、何を持って性別を女と認めることができるのだろう?「自己意識」にどれほどの証明能力があるというんだろう?思い込みとどう違うと判断されるのだろうか?

戸籍を変更してしまえば、男女の出生統計なり男女の人口なりにノイズ(不正・不確かな値)が混じることになる。例えば、男から女にトランスした人が犯罪を犯した場合、女性の犯罪率としてカウントされるし、子どもを産まない女性とカウントされるし、オリンピック競技でメダルを取れば女性のメダリストとカウントされる。

・・・性同一性障害特例法、本当に戸籍を変更してしまっていいものなのだろうか?

性同一性障害の診断とは?

性同一性障害の診断ガイドラインをざっくり読んでみた。
いったいどういう基準で「あっ、あなたは男の身体に生まれてしまったけれど、女性だったのね!」と認めるというのだろう?

ガイドラインからかいつまんでみる。

(1)詳細な養育歴・生活史・性行動歴について聴取する。

服装、人間関係、職業歴などを本人・必要に応じて家族や親しい人からも詳細に聴取するそうだ。
へぇ?それなら本人の思い込みだけで診断されるというわけではなさそう?

(2) 性別違和の実態を明らかにする。

ふーん。性別に違和感がないと性同一性障害の診断は下りないわけね。
まぁ、それは基本的にそうでしょう。

①自らの性別に対する不快感・嫌悪感
自分の第一次ならびに第二次性徴から解放されたいと考える。自分が間違った性別に生まれたと確信している。乳房やペニス・精巣などを傷つけたりする。FTM では声をつぶそうと声帯を傷つけたりする。

なるほど。自傷行為に及ぶほど持って生まれた性別が嫌なわけね。
まぁ、あたしも身体が成長に伴って変化してくる乳房やデカイ尻・不快な月経を発生させる子宮をもぎ取りたいくらいの違和感・嫌悪感ならかなりあったけれど。

②反対の性別に対する強く持続的な同一感
反対の性別になりたいと強く望み,反対の性別として通用する服装や言動をする。ホルモン療法や手術療法によって、でき得る限り反対の性別の身体的特徴を得たいとの願望をもっている。

つまり、外見や身体的にも変わりたいと望むわけね。

それにしても「反対」っていう言葉が気になる。
男と女は、右左や南北のように対の関係なのだろうか?人間はXXとXY、単にふたつの性別を持つ同じ人間なんじゃないんだろうか。いつから男の反対は女、女の反対は男と定義されていたんだろう?

③反対の性役割を求める
日常生活のなかでも反対の性別として行動する、あるいは行動しようとする。しぐさや身のこなし・言葉づかいなどにも反対の性役割を望み、反映させる。

ここでも「反対」とでてくるけれど、性役割(ジェンダーロール)がどうして性別が非同一かどうかの判断材料になるんだろうか?男なのに家事育児をしたがるってこと?女なのにバリバリ仕事したがるってこと?男らしさ女らしさを、モノサシにする意味があるのだろうか・・・?

今のところ、月経で股から毎月血を流し、好きになった男の子どもを妊娠して産みたい…というMTFをあたしは聞いたことがない。(性的倒錯としてはありそうだけど。)

あとの診断要件としては、身体的性別の判定として、MTF(Male To Female)は泌尿器科医で、FTM(Female To Male)は婦人科医で染色体・ホルモン・性器の診察や検査して、その結果を診断を担当する精神科医が文書で確認し、性分化疾患(性染色体異常など)、身体的性別に関連する異常の有無を確認するんだそうだ。

…脳はそれほど検査しないんだろうか?と疑問に思った。
しかも、

注:上記については身体的性別に関する異常の有無が総合的にみて判定できれば良い。上記に挙げた検査等の結果が全てそろわなければならないというものではない。

って、記載されていて、、え?????
生まれた時の性別と心の性別が異なっていることを診断するのに、結果がそろわなくていいのだろうか???

なお、以下の場合は、除外するんだそう。

3)除外診断
(1) 統合失調症などの精神障害によって、本来のジェンダー・アイデンティティを否認したり、性別適合手術を求めたりするものではないこと。
注:統合失調症等他の精神疾患に罹患していることをもって、画一的に治療から排除する
ものではない。
症例ごとに病識を含めた症状の安定度と現実検討力など適応能力を含めて、慎重に検討す
べきである。
(2) 反対の性別を求める主たる理由が、文化的社会的理由による性役割の忌避やもっぱら
職業的利得を得るためではないこと。

(1)に書いてあることは、結局書いてある意味がない。精神障害でトランスしたい場合はダメだけど~、精神障害だからって性同一性障害として治療しないってわけじゃないよ~、慎重に検討するよ~って…結局、判断基準にしませんってことにしかならないじゃんね?

んで、男として生きるのはシンドイから女としてイージーモードで生きていこう♪とか、女でいたら差別されるから男になりたいっていう望みでは性同一性障害とは診断しないってことね。

なんだかよくわからないが、結局、生まれたときに男って割り当てられたんだけど女なんだー!と強く信じて主張し、女装して女っぽく見えるよう生活してれば「性同一性障害」と精神科医は認めてくれるみたい…。だけど、「性同一性障害」というのは、身体の性別を受け入れられないことを認めているのであって、けして、身体が男性だけど精神が女性でしたと診断しているわけではないということだよ・・・ね?(もし精神の性別を医師が診断下しているとしたら傲慢もいいところだよ?;)

同性愛者の異性愛者擬態?

ところで、あまり深くトランスジェンダーについて調べていない人なんかは、トランスジェンダー女性(男から女になった人)は、恋愛の対象が男なんだろうな~なんて思っている人が今のところ大半じゃないだろうか?男女のペアでなければ子孫を残せない生命の仕組み上、そういうものと考えるのは自然に思う。

あたしの身近にも、トランスジェンダーした人がいた。
いわゆる、FTM(Female To Male)と呼ばれる女から男になった人だ。(外科的手術を受けたかどうかまでのそんなプライベートは話は知らないし知りたくもない。)同じロッカールームを使っていた彼女は、女性が好きで、男になりたい人だった。で、ある日カミングアウトして、すっかり外見を男らしさあふれるムキムキマッスルマンに仕立てて満足気にFacebookでドヤっていた。

あたしは、カミングアウトで楽になってよかったね~なりたい姿になれてよかったね~というくらいにしか思わなかったし、彼女(彼?)の性愛対象が同性(女)だから外見トランスしなきゃ普通に同性愛者(レズビアン)なのね~ふーん、と思った。つまり、あたしは最初ぶっちゃけトランスジェンダーって、同性愛者が同性同士の恋愛じゃ対外的に好奇の目で見られちゃうから、傍から見ても男女関係に見えるように整合性を取りたいのかなと思っていたのだ。

性別を変えたいという気持ち

だけど、同性愛者ではないのに性別を変えたいという気持ちがあることをあたしは知っている。

あたし自身、子どもの頃に男になりたかった。

子どもの頃のあたしは一人称「僕」、そして社会にあふれる女性の性的な扱われ方を知って、自分がそれらと同じ女だという事を受け入れたくなかった。初潮が来た時やブラをしなければいけないほど胸が膨らんだ時、逃げられない自分の性別に絶望し・嫌悪し、泣いていた。

あたしは男になりたかったが、結局ならなかった。

男になりたかった理由が、周りの家族や社会が男尊女卑・女性軽視だらけで、あたしは女に生まれたことを受け入れたくなかっただけだったからだ。(それが明確に言語化できたのは、高校生以降になってからだったけれど。)

母はあたしを産んで、祖母に「女を産んでしまって申し訳ありません」と謝り、弟を贔屓に育てた。弟の望むおもちゃは買い与え、やってみたいという習い事は手あたり次第にやらせ、あたしには塾代を出し渋り、通信学習教材を取り上げた。(弟はたいした功績も上げることなく、大学にも行かなかかったけれど、古い家柄の本家である家を継いだ。)

あたしは、相当憎んだブラにも慣れ、男子を好きになり、女の子の同級生や後輩に迫られたときに嫌だと感じたから、あぁ、自分は女でしかないと、女であることを受け入れた。

そういえば、心が男だと思ったことはなかった。
女を蔑み、性的に消費したがる男の気持ちもわからなかった。

本当に自分の身体に嫌悪感があって女であることが嫌でも、あたしは性同一性障害ではなかった。
心が女だとも思ったことはなかったけれど、あたしのようなケースで、性同一性障害の診断が下りることはないはず。

トランスかつ同性愛者?

は?と訳が分からなくなったのは、ニュースで「女性にトランスしたけど、性愛対象は女性」という 「MTFレズビアン」 というワードを聞いた時。

女性になりたい男性
なのに、女性を好きになる?

しかも、彼は結婚していて妻との間に子どもも居て、もう中年だか初老というに差し掛かっていて、身体も男のままで「MTFレズビアン」ってなんじゃそりゃ?となった。
しかも外科的手術をせず、戸籍を女に変更したいと訴えていた。

どうやって「性同一性障害」の診断が出たんだろう?
「反対」の女性らしい行動もしていなければ、女性としての人生も歩んでこなかったし、男性を好きにもなっていないし、女性と男性器を使って性行為をする人のどこらへんが男性の身体で女性になりたがっている人という「障害」だと診断したのだろうか???

「女装がしたい男性」というのも「性同一性障害」と診断されるの?

子どもの頃のあたしで置き換えるなら、男装して、男を好きになる、FTMゲイを主張できた・・・?
中学の頃、腐ってたから一瞬その気持ちは分からなくはないような気がしたが、いやいやいや、それは結局、性的倒錯でしかない。

戸籍上の性別を女性にしたいというのは、いったい何をしたいのだろうか?
変更して、どうなりたいというのだろうか?

男から女になって生活することを決めました~という当事者の記事を読んでみるたびに、「男を降りる」とか「女装をしてみたら注目されて心地よかった」という話ばかり。到底、特例法の要件も満たしていない

身体違和があって、適合手術を受け、戸籍を女性に変更した人の話を読んでも、戸籍上も女になった(適合させた)はずなのに女性が”未オペのトランス女性”を拒否することをトランスヘイトとして恨みつらみを語る様は、女というより女に拒絶され拗らせた男のそれと似ていて、未だに何をもって「心が女」なのかがさっぱり理解できない。

嫌々ながらも女の身体で生きてきて、女であることを受け入れたあたしと一致・似通う「女」が彼らの中に見えたことがない。見えるのは「女に見られたい男」という自己の性別認識に障害を持つ男の姿だけだ。

自己認識に障害を持つ男がどう生きたいと望むのかは勝手だが、女が「はいそうですかどうぞ」なんて受け入れなければならないわけがない。

戸籍を女性にして、女性専用エリアに侵入可能にすることが、はたして多様性やマイノリティ差別をなくすことと言えるんだろうか?単にそれは、女性に有無を言わせずケア労働を科す女性差別ではないだろうか。

トランスジェンダーの問題って?

トランスジェンダーというくくりに、身体違和を持つ性同一性障害の人以外にも、身体性別違和の無い女装して生活したい自己認識障害者も入れられようとしている。

特例法の外科的手術などの5つの要件を外そうとしているからだ。

要件を外してしまえば、事実上「身体が男性でも戸籍上で女性になることができる」ということ。
自身を女だと思いこめば、男の身体でも女になれる法律をガチで通そうとしているって・・・ぶっちゃけ異常事態よ?ピンとこない人は、あたしが自身は神だから、神として崇めなさいと言ったら、あなたはあたしを崇めるか考えてみて欲しい。崇めないでしょう?

男の身体に生まれた自己認識障害者が、女として戸籍に載るようになれば、管理上のノイズ以上に、「自分は女です」と自称する身体男性が女性専用車両・女子トイレ・女湯・女子更衣室などの女性専用スペースに侵入する権利を得ることになる。女性が不便・不満・不安を被ることになる。身体男性を法的に女性スペースから排除することが難しくなる。女性が安全安心のために歴史の中で勝ち取ってきた女性のエリアが、今、女性として生きたいという男性によって奪われつつある。

女性トイレを巡るトラブル

性的マイノリティを差別せず、男女の区別などとっぱらってしまおう~という体裁で女子トイレが消されつつある。

だれでもトイレ、増えてます 「入る苦痛」を解消したい
多様性を尊重し、性別に関係なく入れるトイレが企業や東京五輪・パラリンピックの競技施設、学校などに広がりつつある。(中略)経団連は17年5月、「ダイバーシティ・インクルージョン(多様性・包摂)社会の実現に向けて」と題した提言を出し、性別不問のトイレ設置を具体策の一つに挙げた。性的少数者への対応を実施または検討している178の企業・団体のうち、39・3%がこうしたトイレなど職場環境の整備に取り組んでいる

朝日新聞デジタル 佐藤達弥 2020年3月4日 15時00分

「THE TOKYO TOILET」プロジェクト
日本財団が中心となって東京・渋谷区内で進められている「THE TOKYO TOILET」プロジェクトの12カ所目のトイレ

【】TECTURE MAG CULTURE 2021.08.12

ユニバーサルトイレ、オールジェンダートイレ、ジェンダーフリートイレなど、言い方は様々だが、とかく大便器の個室と男性用小便器を設ける、実質的にこれまでの男性用トイレにオストメイトなどの障害者設備とおむつ替えベッドなどをぶちこんだもの。男性用の小便器は、回転率UPのために設置する方向になるんだそうだ。一方、女性は、そのいろいろまとめあげた大便器設置の個室を一緒に使えば良しというわけで、戸籍同様に男性の作った枠組みのなかにマイノリティとして吸収合併。

しかも、従来通りの男女別に分かれている女子トイレには、女に見える格好をしていれば外科的手術をしているのか・戸籍上の性別を変更しているのかどうかなど分からないけれど、女性として生きたい身体男性を受け入れるべきという風向き。

例を挙げるなら、選挙に立候補者として出馬した女性装男性は、twitterで女性トイレを利用していることを明かし、実際に女子トイレにいる彼に遭遇したという目撃女性もいた。

大きな話題となったのは、性同一性障害と診断され、戸籍上は男性のまま女性として勤務する50代の経済産業省職員が、女子トイレの使用を制限され精神的苦痛を受けたなどとして、国に慰謝料と処遇改善を求めた訴訟。東京地裁は2019年12月「制限は自認する性に即した生活を送る利益を制約し、違法」と認定していたが、2021年5月に逆転して請求は棄却された。

性同一性障害のトイレ使用制限、高裁「違法ではない」

朝日新聞デジタル 2021年5月27日 22時39分

また、女性と結婚して子どももいるトランスジェンダー女性教諭が女子トイレを利用したいと、自らアンケートボードを掲示して、自身が女子トイレを使うことをどう思うかを調べた。「特に気にしない」はたったの6人で「同じ時間でなければ」や「そもそも女性用トイレを使われること自体が嫌」という人が倍以上、過半数を超える結果が出たが、それでもトランスジェンダー教諭は女性トイレを使うことに拘り、その結果を真摯に受け止め女性の意思を尊重する考えはないようだ。

「君は女ではないと言われているようで…」トランスジェンダー女性教諭が女子トイレを使えない理由とは

Yahoo!ニュース 2020/11/13(金) 18:57

この記事はトランス活動家が、女子トイレを使わせてもらえない教諭をひたすら可哀そうがって、女性教諭側があたかも差別主義者のようにガスライトされている。

残念な事実だが、性犯罪を起こす加害者は9割は男性。
被害者が女性とは限らないが、加害者は男性という属性。

男性は誰もが犯罪者といっているのではない。
男性の中から性犯罪者が発生しているのが事実なのだ。
このことを男性は言い訳せずに、まずは真摯に受け止めるべきではないのだろうか?

この事実を脇へ置いて、どうして「男だからといって疑い、警戒するのは差別だ!」と女性に言うことができるのだろう?

身体男性・元男性だからといって邪な目的かどうかなどわからないのだから、女子トイレに”差別をせずに”受け入れろと、弁護士やトランスジェンダー活動家が声を上げ、眉をひそめる女性らを差別者呼ばわりする事態となっているのだが、なぜ性の同一性の認識に障害を持っているだけの男性を、男子トイレに迎えてあげないのだろうか?男性がトイレを安全にし、スカートを履き・化粧をした性同一性障害者が小便器を使えるように受け入れてあげれば、排泄したいだけの未オペ性同一性障害者にとっても便利ではないのだろうか?

女性が、男性の女子トイレ利用に抵抗感があるのは、社会で起きている事件を知った結果であり、生理的に、ただ「身体が女性だから」受け付けられない。それは、男性と性行為をすれば、子を望もうが望むまいが妊娠してしまう身体リスクを持つのが身体女性だから。

男性を遠ざけたいのは、女性にとって生理的にどうしようもないことなのだ。
妊娠しない身体の男性には、感覚的に理解し難いことなのかも知れない。だけど、これを尊重してくれないのなら、それは女という性への無理解であり、差別と言わざるを得ない。

トランス女性はトランス女性

トランス女性を、女性として扱わなければ差別していると扱うぞという圧力が、かけられつつある。

だけどそれは事実ではない。
「トランス女性は女性です」と言い張ったところで、身体男性に生まれた者は男性だ。

男性を男性と言って差別とされるなら、女性が男性を無条件に受け入れないことを差別とするのなら、女性差別も極まれりだ。

そもそも、女性がその身の栄養と時間と命がけでこの世に産んだ「身体」をコレジャナカッタと否定し切り落とし穴を開けるのは、産む側の性に対する侮辱的な行為だと思うのだが。

どんなジェンダーアイデンティティ(自分らしさ)で生きたいかは、尊重されるべきだが、女性という性別(セックス・ジェンダー)を都合よく定義し直す権利は、誰にもない。

「トランス女性を女性として受け入れなければ差別」などと言う人が居たら、それは脅迫だと思っていい。優しさではないし、親切ではない。ただ言われるままに、どうぞどうぞと身勝手に女性という存在の安心や安全を明け渡す愚かな人だ。

あたしたち女性は、目を開いていなければいけない。
NOと言うべきことにNOと言わなければ、奪われてきたのだから。

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