幸せになるために、私は、あなたと離婚したいのです。

自分で生計立てたことない女が自立するまで①

体験談
カサンドラ
カサンドラ

こんばわ。カサンドラです。
実はあたし、離婚するまで自分で生計を立てて生活した経験がありませんでした。

これを書いている現在2021年1月、しばし昔を振り返り、離婚を決めてから現在に渡るまでの体験をボチボチ書いていきたいと思います。

あたしは、実家暮らしからアスペ元夫に軟禁されるような形で同棲スタート、その数年後、一児の母となり、入籍したという経緯。なので、一度もひとり暮らし…自分が稼いで家賃から何から全てを賄ったこともありませんでした。

結婚まで親元で独り暮らしをしたこともなく、結婚後は専業主婦又は旦那さんの扶養の範囲で働いてきた…離婚したいけれどひとり親でやって行けるか不安…という人の参考になればと思います。

離婚しようと決意してから

離婚する、離婚する、定期的に「もうダメだ。もう無理だ。」と思いながら、踏ん切りがつかないのは、まだ愛情があるからとかそういうことじゃないんですよね~。離婚する、じゃ、どうする?その次のステップがわからなかったわけですヨ。

はて?なにからやれば?

意外にポカンとわからないものだな~とアホみたいに思いました。
持ち家も子どももあるんだから、離婚届け出してオシマイとはいかない。離婚を突き付ける夫にそれを相談するわけにもいかない。田舎の両親に相談してみても、両親も離婚したことなんかないから要領を得ない返答しか返ってこず、離婚に反対されたりまた”離婚するする詐欺”と嗤われる始末。。バツイチの友達に聞いても、話したくないのかのらりくらり。うん、誰も頼れない。いや、頼りない。もう、頼ろうとするのはやめようと思った。

とりあえず、ググる。

たくさん出てくる離婚についてのWEBサイト。弁護士さんが書いている記事、アフィリエイターが書いている記事、体験的なアメブロとか個人のブログなどなど。

いろいろなサイトを読み漁っていくうちに、協議離婚や調停離婚という言葉を知ったり、財産分与や親権について知るわけですよ。離婚後に子どもの苗字は別途 家庭裁判所に届け出をしなくちゃいけないだとかね。余談だけど、夫婦別姓問題なんて気にしたこともなかった。

結婚している間、そんなもの知る必要も機会もないわけですよ。なんで夫の言動に迷惑して、疲弊して、離婚しなきゃやっていけないって状況なのに、こんな勉強しなきゃんだよーと正直思いましたよ。だけど、なんにも分かんないで離婚しても後から困ったことになったらアカンやろと、当時は頑張ってましたね。。(遠い目)離婚まで長い事かかってしまった一因かな(汗)

今なら、専門的なことは離婚弁護士さんにお願いした方が早いよねって思います。
離婚してからわかる離婚弁護士さんへお支払いする費用の意味ね・・・

さて、大体のことを調べたところ、いくつか抑えなきゃいけないポイントが見えてきたので、あたしは何をツブしていけばいいかをノートに書き出すことにしました。

クリアすべきふたつの壁

いろんな事をまずは思いつくままに書きだしてみた。

養育費はいくらもらえるものなんだろう?
我が子と二人暮らしになった上で働くには何時から何時まで働けるだろう?
学校卒業のタイミングなら姓が変わっても周りからの影響は少ないだろう。
我が子にいつどう話そうか?いやそんなことよりどう生計立てるんだ?
どこに住み、どのくらいの家賃なら払えて、いくらのひとり親支援が得られて、どのくらい働けば、つたない我が子をちゃんと育てられる?

何ページも何ページも、自分の書いた文字とあたしは対話した。

このあたり以前の数年間の記憶があたしにはあまりない。
ただ毎日が空虚なのに息苦しく、モヤモヤと同じことに頭を悩ませていたか、悩むことを忘れて気を紛らわせることしか考えていなかったように思う。ただ何を成すでなく日々を消化していたんだと思う。

当時Twitterもしておらず、分かり合える友達はいなかった。
想いをノートに書き出すことでグルグル思考から逃れ、前に進めたのだと思う。

で、とっ散らかっていた考えをまとめていくと、最終的に残ったのは大きなふたつの事柄だった。

離婚前に、きちんと財産分与や養育費について決めて書面に残さなければいけない。
離婚後にあたしは出て行って我が子と二人で暮らすから経済的に自立しなければいけない。

こうして書くと、当たり前に思える離婚でクリアすべきことに思える。
だけど、その”中身”があるかないかが違っていた。

離婚を考えたらまずやることは、こっちの記事「何から始める?離婚準備」にまとめている。

財産分与・・・?負債?

さて、離婚届けを出す前に決めなきゃいけないこと・書面に残さなきゃいけないこと、ってのはよーくわかった。だけど正直「財産」ってさっぱりわかんなかったよね (笑)

負の財産ってなによ?って。住宅ローンどうすりゃいいのよ?って。
いや、それが何を指しているのかはサイトに書いてあったから解ってるんだけど、どう見たってプラスの財産になるものが夫と自分にないんだよね。

それに、夫は年金なんてどうせもらえないのだから払わないといい、あたしに生活費を渡すだけであとはいくら稼いでいるかも明かしていなかった。

貯金はなさそうだった。聞いても「ない」としか言わないし、年収もあやふやにしか答えない。
まぁ、家を買ったのだから仕方のない事だとあたしも思っていた。
渡された生活費の中から食費・雑費・外食費・交通費・教育費とをやりくりして、あたしは美容室に行くお金もなかった。夫は、家賃と通信費と税金と遊興費を出しているはずだった。

負の財産を分与されてもなーとか思いつつ、財政の把握をしなけりゃなと考えていたある日、あたしの保険料が滞納されているという通知がポストに届いた。

なにこれどういうこと?と問いただすと、夫はしどろもどろに計画的に払って行っていると答えた。だが、しばらくしてまたも滞納通知が届いて何がどうなっているんだと再度問いただすと、金が無くて払えないんだと逆ギレし出した。

チャンスだった。

無いわけないだろう働いているんだから!とあたしは引き下がらずに、家計の棚卸をすることを提案した。カフェのテーブルに向かい合い、事情聴取をするかの如く一枚の紙に収支全てを書き出した。結婚して子どもが小学校に通うようになって初めて、あたしは夫の収入をようやく把握したのだ。(※ 夫は途中でサラリーマンから自営業になっていて、家は借家から夫の一存で新築持家になっている)

この時、夫には予算立てするような計画的な経済観念がなかったことを知ったのだった。
夫は、ずっと、お金があるようにみせかけていた。というよりも、あるだけただ使っていただけだった。いわゆる有害な男らしさというやつで一家の大黒柱として恥ずかしいから相談しようとも思わなかったのかも知れない。あるから使う。ないなら諦める。そのくらいのどんぶり勘定で生きていたということ。

ちょいちょいおかしな言動をする夫が、アスペルガー症候群だと判明する少し前の事だった。
このあたりの金銭感覚のなさや会社を突然辞めてくる様は、波野ツナさんの書籍「旦那さんはアスペルガー」に登場する”アキラさん”とそっくりだった。(考えてみれば、アキラさんが300万の借金なら、こちらはケタ違いの3000万だったってことか・・・)まぁ、何の根拠もなく大丈夫だと信頼してしまっていたあたしも無知だったなと思う。

話を戻そう。
まあ、そういうわけで、分与される財産は清算してもマイナスだからあたしは自分の使っている物と我が子だけで家を出ることを決意した。

で、何が大事だったかというと「夫の年収」を知るという事と、何にいくらかかっているかの「家計の把握」でした。

養育費って相場いくら?

養育費も、いくらくれ!と請求していいものかもわからなかった。
誰がそれを決めるんだ???と思ってたわけですよ。

そしたら、養育費の相場っていうものがあるわけです。
夫の年収を知ることで、算定表から養育費相場を見ることができるってことは、その後の生活設計がようやく具体的にできるってことなわけです。

検索していると、「養育費 払わない方法」とか出てきて頭にくるんだけどね!養育費は子どもの権利なのにねっ(怒)

平成30年度司法研究(養育費,婚姻費用の算定に関する実証的研究)の報告について

最高裁判所:裁判所ウェブサイト(https://www.courts.go.jp/)

縦軸の夫の年収と、横軸の自分の年収から、請求するに妥当な養育費がわかるというわけ!

おおよそ、夫の年収が300万なら4万前後、夫の年収が500万なら8万前後。
もちろん、夫がサラリーマンか自営業かとか、子どもの人数とか、自身の年収とかで変動するのでここで「いくら!」と決定的なことは言えない。

あたしは、また一歩、進めた!と感じたよ。何か、ワクワクしたことを覚えている。
次に分かればいいのは「自分の年収」だ。

次回:自分の年収を決める

いくら稼げば、母子ふたりの生活が成り立たせられるだろう?
そこから、あたしはたくさん計算をした。

「捕らぬ狸の皮算用」という言葉が何度も頭をよぎった。

お金はあればあるだけいい?お金がもらえるならどんな仕事だっていい?
というわけにはいかないのだ。

次回はこの辺りを書いていきたいと思う。
それではまた!


ひとり親生活・離婚前に購入しておきたい家電をサクッと紹介するよっ☆

炊飯器を選ぶポイント
・5合くらい炊けるもの。
・釜がしっかりしているもの。
・くぼみ等の少ない洗いやすいもの。
・タイマー機能が複数設定できるもの。


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