幸せになるために、私は、あなたと離婚したいのです。

アスペルガー配偶者を選んでしまう人の傾向?

カサンドラの集い
カサンドラ
カサンドラ

こんちは!カサンドラです。
興味深いツイートがあったので、ご紹介するよ!

だるま( @daruma45 )さんのツイート全文

アスペの配偶者にACが多いって話、そうじゃない場合、職業が看護師、教諭、保育士、心理士、介護士さんとか多くないですか…あと長女…。なんとなくですけど。
ようは気持ちに寄り添ってから次からこうしましょうと話ができたり、全体を見て指示するとか自然と指示側(促す側)が身についてる人。

付き合ってるときは外モードでアスペとは分からないなりにも、多少なり特性出てたと思うんだけどそれを自然とカバーできるスキルがある人…

ただ、結婚や妊娠出産のどこかでアスペの内モード全開になったときに自然とカバーできる許容範囲超えて手に負えなくなるの。

子が産まれたら目を離したら死ぬ子供のことで手一杯になってその間手がかけられない夫はバカなことばかりやり出してそこでやっと何コイツ?!?!って違和感持ち始める。
自分のことは自分でして欲しいのに会話すらおんぶに抱っこなアスペはこちら主導じゃないと話し合い1つできないことに気付くんだよ…

カサンドラ
カサンドラ

め・・・めっちゃ思い当たる・・・(;´Д`)
長女だし・・・;教員なろうとしてたし・・・。

人の気持ちに寄り添い指導できる人

だるまさんのツイートには、「教員です」「心理士です」「保育士です」「精神科作業療法士です」「介護士です」「保育士です」「+長女です」とだるまさんの読みを裏付けるリプが続々と寄せられた。

勿論、そうでない職業の人もいるだろうけど、他者の気持ちに寄り添い指導することができる人が、言い方は悪いが「アスペルガーに引っかかってしまいやすい」と言えるようだ。

どういったポイントが、引っかかる要因となったんだろうか?
ちょっと自分を振り返ってみようと思う。
もし今付き合っている彼氏がアスペかも知れないと引っかかっている人は、参考にして将来を考えてみるといいかもね。

コミュニケーションを補完

これを読んでいる方は、カサンドラ症候群真っただ中でアスペ夫に耐え難い想いを抱えている人でしょうけど、結婚するまでとか子どもが生まれるまでを思い出して不思議に思いません?

かつては、アスペ夫の足りない言葉を補い、意図を汲み取り、先回りもできて意思疎通ができていたはず。
あたしの場合もそうだけど、どうしてこんなに疎通が困難になっていったんだろう???って不思議に思うんですよ。
何の疎通が困難なのかも判らないくらい。

アスペ夫にしても、みなまで言わずとも気持ちがわかってもらえたり、根気よく寄り添ってくれたり、言葉にしていろいろと教えてくれる存在は、一緒にいて居心地よかったはず。だから結婚とかに至ってるわけで。

おそらくこうやって補完し合えてるのよね。
アスペ夫の持つ「苦手」に寄り添い、手助けすることができることで「貢献感」を感じていた部分もあるでしょう?

寄り添い、思いやりをもって指導できる職業適性が、ここに活きてしまうという落とし穴・・・。
この時点で別れよう・離婚しようとはみんな思わないよね。
度々、ちょっとズレたところあるけどまあ笑って乗り越えていけるかなって思ってませんでした?
プロとして知識もあるし、この人と解り合えるのは私だけかもしれないという自己重要感。

・・・それが仇となるとは思わずに。

初めての環境・ライフステージの変化

アスペ夫が、外モードから完全に内モードになると多数報告されているのは、同居し始めてからや子どもが生まれてから。
そこで何が起きているのかというと、環境が変わり、初めての出来事が連続するから。
安心して正体を現すというよりは、変化についていけず学習ボイコット状態だとあたしは見ている。

定型同士ですら他人同士が同じ部屋で起きてから寝るまでのサイクルをすり合わせる作業を始めると摩擦が起きる。生活リズム・生活習慣には違いが少なからずあってストレスが生じるのは当然で。それを一緒に乗り越えて助け合って生きていきましょうねというのが「前向きな結婚」であり、「一世帯を形成する」ってことだと思うんだけどね~

アスペ夫はそれに対応していかないことが時間と共に判明していくわけですよ・・・。

知的な遅れがないはずなのに、「無関心さ」「無責任さ」が目立つようになってしまうのは、その変化が「嫌」で対応したくないから。
「できない」んじゃなく「したくない」「気にしたくない」「煩わしい」「避けたい」「逃げたい」でしょう。
「気付かない」は障害としてあっても、関係を悪化させるのは「気付かない」からじゃなく、そこから逃げようとする態度。

「案ずるより産むが易し」という言葉があって、多くの定型は、物事を受け入れ、学習し、それを活かし、人生のコマを進めて成長していくけど、アスペルガーの脳は「不快」に振り分けたことから逃げようとするのよね。
「不快から逃げる」この逃走本能が、何をどう教えても成長しない根っこにあるとどうしようもない。

それでも、わかってもらおうと努力してしまった結果がカサンドラ症候群。
子どもを産んでたりすると後には引けないこともあり、時に懇願し、時にアスペ返しし、家族を維持するためにがんばってしまうのよね(涙)

求めすぎ?寄り添いすぎ?

あたしたちカサンドラが、夫の愚痴を不用意にこぼすと、「ウチもそうだよ~。どこの旦那もそうでしょ~。」「自分が変われば相手も変わるよ。」「夫を育てるつもりでやって欲しいことをお願いするのよ~」「旦那に求めすぎなんじゃない?」なんてクソバイスを食らう(=_=)

古いジェンダーロールで「夫は仕事、妻は家事をするものだ。それに愚痴を垂れるのは怠慢」みたいに言う昭和世代(年齢的にではなく頭の中的に)は、平成の30年間でどれだけの女性が社会進出して仕事も家事育児も押し付けられて、ワンオペでキリキリ舞いしたかを肌感覚で知らないし、定型夫を持った奥様は、困っているところに自然と手を貸してくれる夫サポートの恩恵を、むしろ気付きも感謝もせず享受している。

(違う・・・そうじゃない・・・同じじゃない。でも、うまく説明できない・・・)そんなモヤモヤを抱えてしまう頃には、これまでやってきた努力が実らないのはなぜだろう?理解が足りないのかもしれない?とさらに勉強をし始めている。

本当は他に考えたいこともあるのに、頭を休ませたいのに、楽しいことに没頭したいのに、謎解きミステリーに嵌まるかのように努力を重ねてしまう。真面目なんだよね(苦笑)

気が利くことが、エスカレートして、もはや神経質になっていく自分にも気付くはず。だけど、アスペ夫に指示しなければガッカリすることが待っているのがわかっているから怖くてやめられない。そんな共依存に陥ってしまうわけで。。。

発達障害者は、「定型は難なくできるからやれと簡単に言ってくる」というけど、わたしたちカサンドラは無理難題を求めてなんかないんだよ。アスペ夫が、1から10まで言わなきゃやってくれず、やろうともしないせいで不満が溜まっているんだよ(泣)

自身にとってもアスペ夫にとっても、結婚や子育てが初めての環境なんだからと、寄り添い過ぎたのかもしれない。
いや、寄り添わない」選択を思いつくことがなかったのかもしれない。

手放すことも愛かも知れない

環境が変わったり、子どもができたり、歳を追うごとにライフステージは変わっていくもの。
その変化についていけない・ついていきたくない人をどうすればいいと思う?


ウチの例を挙げると、アスペ元夫はいつの間にか固定資産税や保険料を滞納していました~~(;´Д`)
自身のお金の使い方を把握もしておらず、戸建て購入も含め自分が散財しているにもかかわらず、毎月一定額の生活費を受け取って家計をやりくりしているあたしが浪費をしていると思い込んでました。(美容室にも行けなかったくらいなのに、どうやって散財できるんだよ・・・)

収入と支出を改めて目の前で紙に書きだして見せると、消沈してたんだけどサ・・・
そのときアスペ元夫の顔には『結婚して妻子がいるせいで金に困っている』と書いてあるのをあたしは読み取ってしまったネ。

ナチュラルボーン・モラ!

何度も何度も離婚したい、もう分かり合えないと思ってきたけれど、あの顔を見た時が現実的に離婚を考えなければと思った瞬間でしたネ。
その後日、「自分の稼いだ金は、全て自分の自由にしたい」とのたまうのも、(だろうな。)と妙な納得感あって、もう夫婦だの家族だのナントカカントカ諭すこともなく、「あっそ、じゃーそーすれば?」と言いましたよw

肩の荷が下りた気がしました。
実際にね、アスペルガーという荷は重かったんですよね。
長年かけて、あたしが得た答えは、やっぱりアスペ夫を手放してあげることだった。
あたしが必死になって担ぐものではなかった部分がわかった気がしました。
ある意味、寄り添ってアスペ夫の希望を叶えている別れになるのかな?(笑)

これ以上、本人にしたくない成長を強いるのはアスペ夫にとっても、あたしにとってもストレスなだけで、良くなっていく未来は見えなかった。ちょっと長い間がんばってしまったけど、あたしはそれを後悔していないし、何年も頑張ったので妙なやり切った感すらある。
アスペ夫が孤独になろうと、後悔しようと、困ろうと、ポジティブに「今より楽に、頑張って生きていってね」と思えた。

落としどころをみつけるまで

今、孤独感・虚無感・自暴自棄・徒労感に苦しむカサンドラには、受け入れがたい気持ちになる結末かもしれない。
だから、あたしは諦めろとも言わないし、離婚しろとも勧めない。寄り添うなとは言うけどw
まぁ、いろいろ言っても、アスペ夫に「成長する気があるのかないのか」が解るまで・腑に落ちるまで・きっと根気を必要とする職業適性のあるあたしたちは頑張ってしまう。人は誰でも成長するという希望をおいそれと捨てやしないのがカサンドラなのかもしれない。

あたしはここで、カサンドラのあなたが落としどころを見つけるまで、ちょっとした拠り所を作れたらと思う。

コメント

  1. ニャース より:

    読ませて頂きました。私がうまく定型の人達に分かってもらえないモヤモヤを一部代弁してもらいました。

    ここに出てくるアスペ夫とは、主に受動型でしょうか?うちのアスペ夫は受動、攻撃、積極奇異がミックスされた感じです。
    私なら、この人の変な言動も、受け止めてあげられるっていう思いがありました。アスペ、カサンドラという言葉も知らない結婚前からです。私は次女ですが、結婚前は特養老人ホームで働いてました。アスペに引っかかりやすいって話し、あてはまる😱

    • ricocy より:

      コメントありがとうです!
      そうですね。主に受動型って気がします。ADHDも併発していたり積極奇異になることもあるような気がします。スペクトラム障害は。脳の部分的なところが機能しにくいというのが「障害」ですもんね。
      だけど総じてコミュニケーション・・・というか相手にわかりやすい意思疎通になってしまいがちで、それを補えてしまう性質の人が「つい」寄り添ってしまうのでしょうね。
      みんな面倒見が良く思いやりがある人なんですよね。アスペ夫に引っ張り倒されてしまった「自分軸」を取り戻しましょう(T_T)

  2. カサンドラダッタ より:

    もう何度も何度もへし折れてたはずの心が、またポッキリおれるような出来事があり、調べるうちにカサンドラという言葉をしりました。

    子供時代は親へ全てを捧げ、今は家庭のために全てを捧げ、何度も家庭のためにと我慢を重ね。
    自分自身のための人生とは何なのかよく分からないままですが、この記事を読んでホントに救われた…

    ただただお礼と感謝を込めてコメントしてみました。
    ありがとうございました。

    • ricocy より:

      コメントありがとうございます。お役に立つことができたのなら幸いです。
      何度も何度も心折られることは辛い事。想像以上に辛い事です。
      我慢しすぎず、解放していきましょう。辛い体験をどこかに表現したくなったら、投稿フォームから体験をお寄せくださいね(^^)

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